ボヘミアン・ラプソディ

お題「最近見た映画」

久しぶりに(14年ぶり)映画館で映画を見てきました。ボヘミアン・ラプソディ、噂に違わぬ素晴らしい映画でした。

 

 映画が始まって、七つの光る海のレコーディングで若いメンバーがワチャワチャしながら型にはまらない無茶なレコーディングしているのを見てもう、これは最高の映画だわと実感しました。Queenと言えば多重録音。試行錯誤して曲を作っていく過程がたまりません。ガリレオー!ガリレオー!ガリレオー!

 

そして最後のライヴエイド。元々は訳の分からないボヘミアン・ラプソディの歌詞がもう映画にはまり過ぎてそりゃ泣きます。歌は全て元歌のままなのですが、フレディが一番高い音の部分をちょっと誤魔化していたりするのが直前の話を見ているとまた泣けます。やっぱり調子が悪いのかな、と思わせておいてもう、絶好調すぎるのがまた泣けます。そして終わり方が素敵すぎる。そりゃもう、止められないよ。

 

前評判では彼の性的な志向の部分にはそこまで触れていないと聞いていましたが、結構がっつりでした。ただ、それが主題ではない。自分自身が分からない部分なのでコメントは出来ないけれど、孤独の恐怖と性欲というのはもう、こんな天才ですらどうしようもないという部分において共感せずにいられません。もうちょっと欲望をセーブして長生きして欲しかったけど、若くて格好いいフレディにノリノリでdon't stop me now!と歌われてはしょうがない。制服好きだったのかフレディ。いいよね制服。

 

ストーリーは綺麗にまとめすぎた感もあります。♂恋人1号に色々ダークサイドを押し付けすぎというか。メイのセリフ?であった通りフレディ自身がしばしば酷く糞であって彼一人が糞だった訳ではないんだろうなあと映画を見終わって頭が冷えた後には思いました。

 

子供が寝てからレイトショーで視聴。DOLBY ATOMSには期待しすぎてこんなもんかという感想でしたが、ライヴエイド開始時、カメラがずわっとステージによって行く時の歓声はぞくぞくしました。後は映画が久しぶり過ぎて、映画が始まる前のコマーシャルの多さに辟易しました。