オンラインゲーム

随分久しぶりにROにログインしてみました。以前1DAYチケットを1枚だけ購入できなかったので、数枚残っているのです。しばらく遊んでいないうえに、大きなリニューアルがあったばかりなので、本当に何が何やら分かりません。けったいな格好をした人達が街を歩いていました。


私のいるサーバーだと、昼間は1300人ほど、夜は3000人ほど接続していました。かつての1万人なんて数字には程遠いものがありますが、正直なところ、思ったよりも人が多い。新要素が増えて復帰した人が多いのかもしれません。



変更点として分かりやすいのはとりあえず、圧倒的なソロオンリー型……AGI型が随分見直された事。かつてドキドキしながら通っていた騎士団2Fは実に楽でした。聖斧+ギロチン+地デリ鎧で行ったのですがSPが直ぐに回復します。回復をほとんどヒールで済ませられる。深淵さんも怖さが半減しており、二匹ぞろぞろ来られてもなんとかなってしまいます。回復も肉を適当に使うだけ。弓レイドがほぼ避けられるのが一番楽な理由でしょう。


これでストームフューリーを買って、セージで付与しながら氷Dに籠っていれば、おそらくメカニックにもできるでしょう。私のキャラでも通常攻撃で1撃3k出ます。



運良く、というか見つけてもらったお陰で懐かしい面々にも会うことができました。かつてはほぼ毎日ログインして、皆で狩りをして、戦利品を清算して、雑談して寝ていたのです。それはそれはもう、実に真面目でした。仕事以外で唯一、他人とコミュニケーションが取れる場でした。仕事をしていない時期もあったので、本当に唯一、世間との繋がりを実感出来る場だったかもしれません。ゲーム内では同じことを繰り返すルーチンワークでしたが、時に愛憎あり出会いあり別れもありました。とにかくモニタの中の数時間が私の心を占める割合は大きかったのです。


ネトゲで人生を無駄にした、という話をたまに目にします。私の場合、天邪鬼だったおかげと、友人に恵まれたおかげで『廃人』『ボトラー』のような方向には進みませんでしたが、依存度はなかなかのものでした。費やした時間は実に無駄でしょう。同じ時間を勉強に費やしていたら、なんて事は当然考えます。


私にとってのオンラインゲームは心の薬みたいなものだったのかな、と思います。薬の御代は時間銀行から時間で支払って、私はまるで一般人のような顔をして社会に復帰したのかもしれない。正しくは、ネットだけの繋がりがどうにも寂しくなって、嫁さん探しの旅に出た、というべきか。その嫁さんが基本的にゲームをしない人だったというのは、本当に残念であり、そして天の采配に感謝すべきでもあります。