ねんきん定期便の回答がきた

昨年10〜11月頃に『ねんきん定期便』に対して出した質問の回答がようやく届きました。9ヶ月も掛かったのだから、さぞや綿密な回答なのかと思いきや、


「お申し出に基づいて調査をいたしましたが、残念ながらお申し出いただきました年金加入記録についきましては、確認ができませんでした。」「調査に時間を要し、回答が遅くなりましたことについてお詫び申し上げます。」


以上。何を、どう調べたのか。私に質問に対する回答は一切ありませんでした。


私は所属した派遣会社を4ヶ月で辞めた事があります。その内、最初の3ヶ月は試用期間であり、その期間は厚生年金に加入していませんでした。そして、試用が終わり厚生年金に加入した最初の月の最終日まで私はフルタイムで働いて、その後辞めました。その為、厚生年金の記録を見ると1ヶ月だけ加入しています。


本来、1ヶ月だけ厚生年金の第2号被保険者であった私は、その間、国民年金保険料を払う必要がありません。なぜなら通常は厚生年金の中に基礎年金が含まれているので、国民年金保険料を支払っている事と同義なのです。ところが私の年金記録は違います。

表にするとこんな感じ。厚生年金には加入していたのに、国民年金保険料が請求されていたのです。明らかな二重請求。そこで、ねんきん定期便が来た時に「これはおかしいじゃないの?」と質問した訳です。


当時、9年前の私は「年金ってなに?無職が毎月1万円以上も払えるかよ!馬鹿じゃないのか。」と思っていました。その後、次の仕事に就くまで数ケ月間国民年金保険料を支払っておらず、今まで気が付きませんでした。


ただ、これはおそらく当時の社保庁が悪いのではなく、私の所属していた派遣会社の問題です。普通、厚生年金の加入開始が例えば7月1日だとして、1ヶ月働いた後の厚生年金の資格喪失日は8月1日です。しかし記録によると私は7月31日で資格喪失しています。


厚生年金保険の資格喪失と国民年金の資格喪失の違い - BIGLOBEなんでも相談室
資格喪失届の受理された翌日が喪失日なんだそうです。7/30(月)で退職していたら間違っていませんが、7/31(火)まで働いていました。つまり、私のいた派遣会社はまだ勤務期間が終わる1日前に届を出したという事になる。たかが一ヶ月にせよ、性悪にも程があります。


なにせ9年前の話です。会社は数年前、親会社によって整理吸収されました。文句を言う相手がいません。正確な勤務記録を取っている訳でもないので強く訴えることもできません。当時の担当から来た「7/31まで出勤してください」というメールは残っていますが、証拠として弱すぎる。お手上げです。


その親会社というのはIT系である意味、有名な会社です。「ブラック」「IT」などで検索すると、出るわ出るわ。そして、この派遣会社の次に3年間、私が働いていた偽装派遣会社も、実態は9割近くがこの親会社からの孫請け仕事メインでした。もう笑うしかありません。