アイドルマスターとマリリン・モンロー

昔はSFCや初代PSなどの家庭用ゲーム機で遊んだり、PCでオンランゲームをしたりしていましたが、最近はもっぱらスマホです。ゲーム好きとしては正直、情けなくも思いますが、なにせスマホは手軽。もう、腰を据えて長時間ゲームをする気力も記憶力もありません。結局スマホでも、所謂ハムスター行為(同じイベント、タスクをひたすら繰り返す)を求められて、時間が掛かるのは皮肉な話ですが。

今やっているのは『アイドルマスター シンデレラガールズ』です。スマホソーシャルゲームでは実にメジャーなタイトルといえましょう。萌えゲー。かつ、リズムゲー。以前の自分なら真っ先に避けていたジャンルです。


子供のころから私は歌好きなので、自分の声域で歌える歌&ゲーム音楽以外はあまり興味がありませんでした。しかも、姉が買うCDをよく借りていたので、これがまた全部男性ボーカル。(TMネットワーク、B'z、大江千里etc)大学の先輩の影響を受けて渋谷系(!)のピチカート・ファイヴ好きになったのが唯一の女声で、あとは基本男性ボーカルばかり。ついでに大学では男声合唱。女声曲を、私の低く狭い音域で歌っても今一、面白くないのです。(そういえば、中島みゆきは好きでした。声が高くないから?)


そんな私でしたが、今やデレマスにめでたく洗脳されてアニメアイドル曲に抵抗感なし。これは進化なのか退化なのか。ササキトモコさん(セガのゲーム、ナイツの音楽担当だった人)の曲まであって最高です。コミュと呼ばれる、ゲーム内のアイドルの掛け合いはもう、どうしようもないくらい内容スカスカですが、面倒ならスキップできます。2011年から積み上げたそのアイドル総数、183名。こてこてのステレオタイプキャラはもちろん、他のゲーム、実在のタレント、アイドルやアニメキャラのパクリネタ満載。9歳から31歳までいるし、区別する為であろうキャラ設定が極端すぎてもう何が何やらですが、その内洗脳されるので問題ありません。これに加えてさらに声優が絡んでくる非常にディープな世界です。


先ほど仕事から帰ってきてTVを付けるとCMをやっていて、マリリン・モンローのI Wanna Be Loved By Youが流れていたんですが、「マリリンの歌、可愛いな」という今までにない感想をふと抱いて、これはデレマス洗脳効果の余波か、とふと思った次第。というか、おっさんになっただけか。

"I Wanna Be Loved By You",Marilyn Monroe - YouTube