かいけつゾロリに負けたプリキュア

まことに遺憾ながら日に日に子供がプリキュアに対する興味を失っている。プリキュアの映画で応援するという我が野望は果たされそうもありません。

 

なにか歌いながら変身して敵と戦う、という概念は気に入ったようで、ごっこ遊びの時にはプリキュア変身時のBGMを口ずさみながら遊ぶ、ということをやっていますが、肝心のプリキュアには興味がない。元々プリキュア本人達ではなく、ふわ(変身少女に必ず付帯する小動物)が好きと言っていた時点で察するべきでしたが、日曜朝にプリキュアを見ない日がかれこれ4週続き、もう録画を見る気ゼロ。多分面倒になっている。その気持ちすごく分かる、分かるよ。でも頑張ろうよ!・・・と強く訴える程の勇気もないプリキュアおじさんはかいけつゾロリに敗れ去りました。

 

最近は図書館で借りてひたすらかいけつゾロリを読んでます。シリーズ物でたしか、60冊?くらいある。基本テレビ番組(しかも古い)のパロディか、おならの話ばかりなので、令和に生きる5歳児が野球ネタの「首長嶋(野球の長嶋)」とか「ヘーブ・スルース」とか、「レオナルド・ブリオ」(沈没船をおならで救った熊)とか、はるか昔のパロディを読んでいるのがなんとも不思議な光景です。多分、これが動物キャラじゃなかったら絶対に読んでなかった。野球のルールも分からず読んでは質問してくるので回答するのに非常に困ります。おならとか、下品ネタは別にいいんですけど、個人的に正直パロディは好きじゃない。でも当時の子供たちにはこれが受けたんでしょうね。TVを見なくなった今の子供達は(うちの子みたいな謎な子を除いて)ゾロリを読まなくなっているだろうなぁとも思います。

 

うちの子はどうやらそこまでTVが好きではない。youtubeも見せてない。そして読んでいるのはゾロリ。顔つきも蛍の墓の節子っぽいし、この子昭和の子なんじゃないか。