NISA枠2年間の成績と2021年枠の検討
2年間の成績
金額は出さない主義なので基本、今までPF割合や上昇率の話しか触れませんでしたがNISAは上限が決まっているので書きやすい。
2019年は10月から駆け込みで開始し、2020年分も2月までには枠を埋めてしまいました。
売った分があるので乱暴にまとめると180万円投資した結果13万円損(確定)して、結果370万円(未確定)になりました。非課税でおよそ+100%と考えるとなかなかの物じゃないでしょうか。
世の中には二桁のTSLAや1桁のNIO、AMD辺りでNISA一杯にしている人もいるので上を見たらキリがないのですがそんな能力と運は自分にない。
内訳がこちら。我ながら迷走。始めは高配当寄りの考えから投資を始めたのでSPYDとJNJ買ったんですよね…。その後キャピタルゲイン狙いにシフト。SPYDは昨年損切、特別口座の他の銘柄に化けました。
ごく僅かに投信があるのは120万に足らない隙間埋めに使いました。 現在の比率で考えるとNISA枠の3割がMSFTで、5割がJMIA。
ポイント
・購入当初よりも円高が加速したので実質の総合評価は10%近く下がっている
・素人ならではのネタ枠JMIAが今や全体の50%
・キャピタルゲイン狙いで買ったMSFTが堅調すぎた
・JMIAの次に成績の良いQQQが全体の1割にも満たないという愚かなバランス
ここから自分が下した結論は、①為替は気にしない。②ハイパーグロースや低位株を買う勇気がないなら素人の半端な個別株選定なんて無駄。
1月頭からNASDAQ100指数全力だったら
次に仮定の話。2019年10月に投資を始めた自分には出来ない事ですが、仮に、2019年1月初日と2020年1月初日にNISA枠をQQQに全て使った場合の成績を計算してみます。
・1株156ドルのQQQを68株買えたのが2019年1月頭。
(1ドル113円)
・1株214ドルのQQQを51株買えたのが2020年1月頭。
(1ドル108.5円)
そしてそれを2021年1月頭の価格、QQQ309ドルで計算すると約3万8千ドルの時価評価額。2021年1月頭の1ドル103.2円で計算すると379万円。約+60%の成績。うん、勝ったぞ、JMIA宝くじ効果で…。つまり宝くじを引いてなければ完敗だった。そしてNASDAQ100がここから60%値を落とす可能性と、JMIAがここから90%以上落とす可能性を考えたらお察しください。
昨年のようなコロナ相場がこの先続くと錯覚するのはよくない。しかし政策金利が上がる2023年までは基本上がり相場であろうことを考えると、こんな計算結果を見たらQQQの優秀性は一目瞭然。当然この後円高がさらに加速する可能性もありますが、QQQの上昇率には及ばないと考えると気にしなくていいレベル。
後は一括購入するか12ヶ月を12分して積み立てるかですが、そこはもう個人の好みで。直近を見たら一括購入の勝利です。今年もそうなるかは分かりません。
自分の場合はおそらくタイミングを見ながら半分くらいQQQを買って、残りはまた博打かな。
どう博打を打つか
やはり直近IPO銘柄は魅力的だなあと検討中。まだIPOバブルは続くという予想もあり悪い博打じゃありません。IPO投信なんてものもある。今年はあのスターリンク上場も控えています。狂気のお祭り必至。
ちなみに2019年4月のIPO後、盛り上がって40ドルになったJMIAを買っていたら2020年の3月は一時-94%、2.3ドルまで行きました。NISA1年分なら120万円が4万8千円。当然損益通算無し。せいぜい2割の税金を浮かせるのと、損益通算無しのリスクは割に合うかと言ったら合わない気がします。NISAってそこまでいいものじゃない。
勿論これはコロナ底なので極論なんですがそもそも戻す保証がない。その覚悟は必要。
話題になったこれは-80%でした。当のご本人は大して堪えてなさそうなのがなんとも言えません。アッパー層と庶民の差。そしてなにより世代間格差を見せつけられますが下がった株価がまた戻るなんて幻想を打ち破る好例です。アメリカ株なら大丈夫なんて馬鹿な台詞はGEのチャートを見たら言えない。当のGEは今ちょっと面白い銘柄になっていますがそれは置いておいて、例えば今をときめくTSLAのチャートが10年後GE化していても驚きません。
結論
博打タノシー!!
でも博打はNISA枠全て使わない方が無難。NISA1~2年目に馬鹿な事をしたのは正解と言えば正解でした。4、5年目は慎重に。
今年も現物主義を貫きつつ楽しみます。私の性格と知識で、そこを崩したら100%破産する。