スノーボール ウォーレン・バフェットとさかなクン

『スノーボール』

ようやくナスダック指数が落ちて何か書く気になれます。ここへ何か書く度に暴落があるから株価が下がった時に書かないと。

先週はついに諦めて航空系の株を損切したらどうだ。モデルナ：免疫反応成功のニュースからオールドエコノミー勢が一気に持ち直してきましたよ。代わりに買ったSaaS銘柄はあれよあれよと急落下よ。バフェットが航空株を損切して以来急騰した時に買った奴ですよ。公の場でトランプ大統領にまで判断ミスだったと煽られたバフェット。

もう偉大な先人にお詫びして死ねという感じですが、今は反省を込めてバフェットの伝記『スノーボール』を読んでます。アホみたいなボリュームのある糞長い本です。冗長過ぎますし、別にトレードの役に立ちません。しかし他人の儲け話を羨んでおろおろする暇があったら、ゴルフボールを盗んで売ってるバフェット坊やの話を読んでいる方が今の自分にはいい。

「なんたらバフェット」を名乗る個人トレーダーは今の時代山ほどいるようですがその人達は置いておいて、私がバフェットに似てると思う人はさかなクンさんです。他人を巻き込む行動力を持ち、実直で、しかも根っからの変人は本当に強い。この3点のどれが欠けてもいけない。かくありたいものです。

運用実績

さて株の話。運用実績はそこまで悲惨という訳でもなく馬鹿の割には及第点でしょう。何故ならコロナ禍の3月底から少しづつ拾ったGAFAMがポートフォリオの30%。同じく愚直に拾ったSP500インデックス準拠が約20%。計50%の意地でも売らない固定枠が安定しているので、残り50%で凸凹しようがそうそう悲惨な事にはなりません。ボラの王様TSLAとか、そびえ立つ糞株JMIAとか、安定のEBS先生とか、いかれたメンバーがいい味出してます。

日本市場へのチャレンジ、そして死

日本の株はTOPIX銘柄を1つだけ持っています。これも酷かった。日経平均が馬鹿みたいに続騰した週の次辺りで買って(5月末)、ちょっと利益が出て来たわと思った辺りから急落。延々落下。株価が気になって仕事にならないのは不味いから、自分が見た中では右肩上がりの綺麗なチャートをしていてかつ、5末時点でまだまだリバウンドしきっていなかったこれを買ったんですよ。よりによってコロナ自粛で大ダメージを受けるオリンピック銘柄を。(イベント展示施工の大手)

どのタイミングかというと、一番右の落下後に出来た小さな山の天辺ですよ。まあ落ちるわ落ちるわ。へったくそなナンピンをしていた所にとどめが来てこの間の1Q決算報告で営業利益昨年度比-50%。

1日に10%落ちてもうどうにでもなれやというところから今リバって多少はダメージが減りましたが期待してません。これ以上ナンピン買いはしない。銘柄はいいのよ、いい。素晴らしい会社だよ。もう少し時間を掛けて内需だけではなく外需もある銘柄を買うべきでしたが何にせよ、逆張り投資は本当にダメぜったい。航空系といい何故コロナに敏感過ぎる出遅れ銘柄を買ったのか。スノーボールの背表紙で頭を叩かれて永眠すべき。

そもそもダウはBA指数と揶揄されますが、日経平均はそれ以上にUNIQLOやらSBG数社だけで持っている異常な指数であることが全く分かってなかった。225の内8割9割の株価がマイナスでもUNIQLOだけでプラスになりますからね。これはいい（嫌な）勉強になりました。

スノーボーらない

つまり自分は下手なんだとよく分かります。でも私は失敗しないと学習しないタイプだから他の道はないのでしょう。

読めるタイミング以外でレバレッジを掛けない。長期保有枠を作ってけして売らない。理解出来ない業種・銘柄には手を出さない。イナゴ買いは要注意。逆張りしない。落ちる銘柄の決算跨ぎなんて論外。失敗から学び幼児からようやく小学生低学年くらいのオツムにはなったんじゃないでしょうか。

でもまだ一番やっちゃいけない事してるんですよね。なんせフルポジ。小さな雪玉なんて転がしちゃいられないぜ！ばかはしななきゃなおらない。というか、今はまだ10代のバフェットにはるか及ばないから子供のように全力で取り組んで全力で失敗し経験値を稼ぐのみ。